やけど跡・傷跡の修正

今回はやけど跡の修正についてです。

 

やけど跡や傷跡などを修正するには、切除して縫合するのが良い場合があります。

よく、「レーザーでやけど跡や傷跡を治せませんか?」と聞かれることがありますが、「レーザー単独では治せない」「十分な改善が期待できない」というのが本当のところです。

やけど跡や傷跡を切除修正して、その後の赤みや盛り上がりを防ぐためにレーザー照射を行うことはあります。

また、ニキビ跡や水ぼうそう跡などクレーターのような小さめの傷跡にフラクショナルレーザーを照射することはありますが、皆さんが満足できるほどの改善はみられないと私は考えています。

当院では、修正後にレーザー照射を行うことはありませんが、その代わりに創部のテーピングやケロイド予防の飲み薬を服用していただいています。

これは手の甲のやけど跡です。修正のために切除縫合しました。

部分麻酔で行う、20分程度の手術です。

手術直後です。皮膚がつっぱって端が盛り上がっています。

手術後10~14日くらいで抜糸をして、その後創部のテーピングを行います。

手術後約6ヵ月経過した状態です。

テープのあとが少し目立ちますが、実際はほとんど傷跡は目立ちません。(1年くらいするとほとんどわからなくなります)

皮膚のつっぱりや端の盛り上がりも改善して手の開きなど運動制限もありません。

 

 

手術は何となくこわいし、傷跡が余計目立つんじゃないかとご心配の方もいらっしゃいますが、手術した方が良い場合もあります。

やけど跡、傷跡で悩んでいる」という方、まずは一度ご相談ください。

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