<症例解説> 中~下顔面のしわ・たるみに対してヒアルロン酸注射によるリジュビネーション治療を行った1例

<症例解説>

中~下顔面のしわ・たるみに対してヒアルロン酸注射によるリジュビネーション治療を行った1例

はじめに

中~下顔面のしわ・たるみでおおよそ気になる部位は頬のたるみ、法令線、マリオネットラインのしわ、フェイスラインのたるみである。

これらしわ・たるみに対してヒアルロン酸によるリジュビネーション治療を行い、比較的良好な結果が得られたので紹介する。

症例

50代女性

法令線やマリオネットラインのしわ、頬やフェイスラインのたるみが気になるとのことで、ヒアルロン酸注射の治療を希望、当クリニックにて施術の運びとなる。

所見:通常、中~下顔面のしわ、たるみは老化による骨萎縮からボリュームロスとなり、軟部組織のしわ、たるみが顕著になる。上顎骨の縮小、後退や梨状孔の拡大による頬のたるみや法令線のしわの目立ち、下顎骨の突起の減少、短縮による口元やフェイスラインのたるみなどである。

本患者においても中~下顔面のボリュームロスによるしわ、たるみが見られ、通常50代だと5本(5㏄)のヒアルロン酸が必要と見立てたが、必要最小限量を希望され、3本(3㏄)のヒアルロン酸注射の使用とした。

治療:局所外用麻酔下、ヒアルロン酸注射によるリジュビネーション治療を行った。

施術概要

まず、中顔面のたるみに対し、頬部外側(頬骨弓)をウェッジポイント(骨膜上)として片側3~4か所ずつ頬部皮膚を外上方に引き上げつつヒアルロン酸注射を左右合計1本(1㏄)使用した。

つぎに、法令線とマリオネットラインに対しヒアルロン酸注射を行なった。法令線は鼻翼基部外側の鼻唇溝真皮に、マリオネットラインは口角外側下方の皮下組織に左右合計1本(1㏄)注射した。

さいごに、下顎のボリュームロス改善とフェイスラインの輪郭形成目的にオトガイ部に何か所かに分けてヒアルロン酸注射を1本(1㏄)使用し施術終了した。

施術直後

注射部位の点上出血は見られたが、おおむね顕著な内出血はみられなかった。施術前と比較し、フェイスラインの輪郭が整い、頬のたるみ、法令線あたりのしわが改善されて必要最小限の注射ではあったが、比較的良好な結果を得られた。

※それぞれ、左:施術前 右:施術直後

まとめ

50代女性の法令線・マリオネットライン、頬やフェイスラインのたるみに対し、ヒアルロン酸3㏄を使用したリジュビネーション治療を実施。頬・口元・あごのボリュームを補うことで、しわやたるみが改善し、必要最小限の注入量でも自然で整ったフェイスラインが得られたので、同様のしわ、たるみでお悩みの方は一つの治療の選択肢としてご検討いただければ幸甚である。

記事監修医師

略歴

2000年3月 藤田保健衛生大学医学部卒業

2001年5月 医師免許取得

2001年5月 藤田保健衛生大学医学部形成外科 入局

2003年4月 土岐市立総合病院形成外科 勤務

2004年4月 市立伊勢総合病院外科 外科研修

2005年4月 藤田保健衛生大学医学部形成外科 勤務

2008年4月 津島市民病院形成外科 勤務

2010年3月 医学博士取得

2011年4月 藤田保健衛生大学医学部形成外科 助教

2013年4月 津島市民病院形成外科 主任医長

2015年4月 みやもと美容クリニック 開業

所属学会・資格

日本形成外科学会専門医

日本形成外科学会正会員

国際形成外科学会会員

日本頭蓋顎顔面外科学会会員

日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会会員

ボトックスビスタ®認定医

ジュビダームビスタ®認定医

みやもと美容クリニック
院長/宮本 英治
(みやもと えいじ)