医療ダイエット

脂肪溶解注射

メスを使用することなく、注射するだけで脂肪を除去する治療です。皮下脂肪を分解・溶解する薬剤を気になる部位に注射します。フランスで開発され、欧米ではすでに肥満治療として承認されています。

主におなかや二の腕、太ももなどの気になる部位に注射します。1本あたり手の平サイズの範囲の脂肪溶解効果があります。1回で効果が発現されることもありますが2~3回、2週間おきに注射することでより効果が期待できます。

内服治療

サノレックス(食欲中枢抑制)やゼニカル(脂肪吸収抑制)があり患者様の用途に応じて使い分けます。

ダイエット内服薬

  • 食欲中枢抑制剤

    「厚生労働省が正式に認可」した医療用の食欲抑制剤を処方しています。
    食欲に関わる神経に働きかけて、食欲を抑えられることで摂取カロリーが抑えられ、自然と体重の減少につながります。
    また、体の消費エネルギーを促進したり、代謝をよくすることで体重を減らします。

    【服用方法】
    1日1回昼食前に服用してください。睡眠障害を引き起こすことがありますので夕食前の服用は避けて下さい。
    ※本剤の服用にあたっては、医師の指示による用法・容量を厳守していただきます。
    【処方できない方】
    本剤の成分に対し過敏症の既往のある方
    重症の高血圧、心臓・膵臓・腎臓・肝臓・脳血管障害等のある方
    薬物やアルコール依存のある方
    総合失調症、妊婦・授乳中の方、縁内障を患っている方、小児

  • 脂肪吸収抑制剤

    脂肪吸収抑制剤は食事と一緒に服用することで、消化酵素の働きを抑制します。この作用により、これまでと同じ食事をしても脂分の摂取カロリーが減るので、減量が見込めます。また吸収されなかった脂肪分は便とともに排出され、体内に蓄積されることはありません。

    【服用方法】
    食事ごとに1カプセルを食事中か食後(食間ではない)1時間以内に水と一緒に服用します。脂肪吸収抑制剤は食事脂肪がある場合にのみ効力を発揮するので、食事をとらなかったり、脂肪を全く含まない食事をとる場合には服用する必要はありません。
    【服用上の注意】
    胃もたれ、腸の不快感などの症状が出る場合があります。脂肪分が便と一緒に排出されるため、便の性質が変わったり、便通の回数が増えます。