しみレーザー後の経過について
今回はしみレーザー後の経過について説明します。
当クリニックではしみ除去に「Qスイッチルビーレーザー」を使用しています。しみ除去のQスイッチレーザーにはルビーレーザーのほかにヤグレーザー、アレキサンドライトレーザーというのもあります。最近はピコレーザーというのが登場して主流になってきているかもしれませんが、しみ治療に関しては長年の実績があって安定した成績の出せる優れたレーザーなので私は「Qスイッチルビーレーザー」を気に入って採用しています。
通常、クーリングまたは局所麻酔(クリームの麻酔)をしてからレーザー照射していきます。
【施術前】
コチラは老人性色素斑、いわゆる「しみ」です。
【施術後】
施術直後は白く浮いたような感じになります。しばらく時間が経つと黒っぽくなってきます。
※経過によっては、最初から皮がむけたり、内出血して赤黒くなったりすることもあります。
当クリニックでは、茶テープを貼って塗り薬を塗っていただきます。
※細かいしみに関しては茶テープを貼らずに塗り薬のみ塗っていただくことがあります。塗り薬はワセリンベースで、保湿の代用にもなるので全体に塗ることもできます。
※ここから1週間は傷に入って化膿するといけないのでメイク、化粧水、日焼け止めは控えていただきます。
【4日目】
周囲の赤みなどが引くと、いよいよ黒っぽく濃くなってきます。カサブタになってきています。
※実際は、茶テープを貼っているので単に濃くなっているのかなという様子しかわかりません。
【6日目】
テープがはがれてカサブタが一部はがれました。カサブタがはがれた時に生皮がはがれたようにならず、薄いピンク色の状態でしたら良い状態です。
【7日目】
カサブタは完全にはがれて薄いピンク色の状態になっています。実際は10日目くらいにはがれるのが理想で、こちらは若干早かったかもしれません。
※生皮がはがれているわけではありませんので、さほど問題はありませんが。
※まれに2週間近くたってもカサブタがはがれないということもありますが、必ずはがれますので気長に様子を見てください。
【2週間】
この状態になると、薄いピンク色の状態ではなく茶色っぽくなってきています。こちらは「色素沈着」の状態です。
※「色素沈着」は改善するのに時間がかかります。このまま様子を見ても自然に改善しますが、経過が気になる方はハイドロキノン軟膏などを処方することも可能です。
※ハイドロキノン軟膏は人によっては肌に合わず、赤みやかゆみなど「かぶれ」のような症状を起こすことがありますのでその場合はすみやかに中止して下さい。
【3か月】
少しずつ「色素沈着」は改善してきていますが、まだうっすら残っている状態です。
※人によっては3~6ヵ月でもまだまだ「色素沈着」が濃い状態になっている方もいますが、気長に様子を見てください。
【1年以上】
「色素沈着」も改善して、ようやく目立たない状態になりました。
※この状態になるには、おおよそ6ヵ月が目安であると施術前には説明しております。ただし、あくまでも目安なので安定するのにそれ以上かかる場合もございます。
※今回のケースも1年以上かかりました。
※なお、経過に関しましてはあくまでも今回のケースはいくつかある中の1例で必ずしもこの通りになるわけではありません。もちろん、カサブタにならずに治っていくケースもあります。
今回はしみレーザー後の経過についてお話しさせていただきました。
施術名:しみレーザー
施術内容:クーリングまたは麻酔(クリーム、注射)をしてからレーザー照射を行います。
リスク・副作用・合併症:出血、内出血、腫れ、やけど、色素沈着、脱色素班、感染、跡が残る
料金(税込):しみ個別の場合、1個 13,200円~36,300円
顔レーザー取り放題の場合、個数に関わらず 56,000円
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